重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
レース経験の差が明暗を分ける!激走の可能性を秘めた2頭
先週のエプソムC(G3)は、前が有利になりやすい条件とお伝えした上でレビューしたノースブリッジ(4人気)が勝利。前々で脚を溜めて後続の追撃を振り切りました。今週も好結果をお伝えできるよう分析していきます。
ユニコーンSの金言
異なるパターンのレース経験が激走に繋がる
今週の
ユニコーンS(G3・東京ダ1600m)は、世代最初のJRAダート重賞で過去10年の勝ち馬のうち7頭が後にG1・Jpn1を勝利している出世レースです。
素質馬が揃う一戦でありながら昨年は79万馬券、一昨年は3万馬券など2016年以外は万馬券決着となっています。
メンバー構成はもちろん、梅雨時だけに馬場状態も気になるところですが、何よりも注視しなければならないのは国内のダートコースで最も直線距離が長い東京ダ1600mが舞台ということ。
過去10年で上がり3ハロンの上位馬がとにかく馬券になっています。
しかし、ただ速い上がりを使えればいいというわけではないのが難しいところ。冒頭でも触れたように好メンバーが揃いやすいレースですから大味な直線一気の競馬では限界があります。
やはり、ある程度のポジションを確保でき、そこからメンバー上位の末脚を使えることが好走条件となります。これだけ聞くと実力上位の人気馬に偏りそうですが、実は伏兵馬の激走は近年も目立っていて、そこにはある共通点がありました。
それは、戦前までに『前々で粘り込む競馬、後ろから差す競馬の両方で好走した経験がある』ことです。少ないキャリアの中で内容の濃いレース経験を積んでいることが有利に働くわけです。
これを踏まえて、2頭レビューしていきます。
※6月17日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 セキフウ
初勝利を挙げた未勝利戦と兵庫ジュニアグランプリは先行策、なでしこ賞とサウジダービーは中団から直線一気と、異なる内容で好走してきました。サウジでも上がりは1位でしょう。
後に全日本2歳優駿とヒヤシンスSで好走しているコンバスチョンとも差のない走りを見せており、スムーズな競馬で順調に結果を残してきた未対戦組とも十分に戦える能力、経験値を秘めています。
前走は300mの距離延長とポジションを取りに行ったぶん苦しくなったもの。折り合いを苦にするタイプではなく1600mは適性範囲。誤魔化しの利かない舞台で好メンバーを相手にどこまで走れるか見ものです。
2頭目 バトルクライ
ダート転向後に2連勝。どちらも1200m戦でしたが、早め先頭で押し切った未勝利戦、中団から大外を回りながら差し切った1勝クラスと正反対と言えるレースぶりで完勝。
1400mの端午Sは流れが落ち着いたことで折り合いを若干欠き、馬群が密集して動けないシーンもありました。前走の青竜S(1600m)ではペースも流れたことで自分のリズムで走ることができ3着としっかり巻き返しました。
ユニコーンSは例年ペースが速くなる傾向なので引き続き流れは向きそうです。そうなればこれまでの経験がしっかりと生かされるでしょう。ここでも堅実な末脚で上位争いというシーンがあっても不思議ではありません。
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■函館スプリントSの推奨馬
⑥シゲルピンクルビー
⑦ナムラクレア(1人気1着)
⑧ヴェントヴォーチェ
⑪ジュビリーヘッド(7人気2着)
⑬ビアンフェ
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