うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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東京11Ｒ　オークス（ＧⅠ）(芝2400ｍ)


オークスは、１にも２にも直線スピードが重要なレース。

いかに他馬より速い脚を使えるか。それも道中後方で溜めて差す形でこれを実現する馬が好走します。



昨年も、メンバー最速の上がりを４角13番手の位置から使ったデアリングタクトが勝利を収め二冠制覇を果たしました。
一昨年も４角10番手から上がり最速の上がりを使ったラヴズオンリーユーが勝利。18年の勝ち馬アーモンドアイは、デフォルトよりも少し前目の位置からではありましたが、やはりメンバー最速の上がりを使って差し切っています。



同じ舞台で行われるダービーにおけるメンバー最速馬の成績と比較しても、レースの性質自体が違うことは明らか。
2400を走る本質的なスタミナよりも、いかに他馬より速い脚を使って差してくることができるか、その直線スピードが不可欠な要素になるのです。

無論、このレースで突発的にメンバー最速の上がりを使うことは難しい。
これまでのキャリアにおいて、「半数以上でメンバー最速の上がり」または「近２走以内に33～32秒台の上がりを使っている」というファクターは満たしておく必要があります。それも、先行して速い上がりを使うのではなく、差す形でマークしている方がベター。

今年のメンバーで上がり最速をマークする候補と考えられるのは……

①ククナ

②スルーセブンシーズ

③パープルレディー

④タガノパッション

⑨ユーバーレーベン

⑫ミヤビハイディ

⑮アールドヴィーヴル

⑱ステラリア

今年の注目は④タガノパッション。

既走馬相手のデビュー戦で目を引く脚を使っていた馬ですが、前走のスイートピーＳが圧巻のパフォーマンス。メンバー最速の34.3秒を使って豪快な差し切り勝ち。１頭次元が違う弾け方で、勝ち時計1.46.2秒は時計の出る馬場だったことを差し引いても相当に優秀。現地で見ていて「これは本番でも！」と意識させられたものです。
デビューしてから２ヵ月強でのＧⅠ参戦。常識破りのローテであることは承知の上で、その類稀なるポテンシャルに一票投じておきます。

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中京10Ｒ
鳳雛Ｓ（ダ1800ｍ）
◎③ショウナンアレス

初勝利までに５戦を要した馬で、その一連で決め手不足の惜敗を繰り返していた③ショウナンアレス。それでも、好時計決着の２着（３戦目の京都芝1800、勝ち馬ステラリア）など、質の高いレースで好走しており、「総合力は高いが決め手が足りない馬」と見定めていました。
同時に、母クレヨンルージュがダートで活躍した馬だったことから、いずれはダートで覚醒するのではないかとも。

その後、芝にこだわって使われてきましたが、今回、いよいよその矛先をダートに転じてきました。馬キャラを考えれば、これは面白い路線変更だと思います。

格上挑戦の身ではありますが、きさらぎ賞６着などもあり格負けはしないはず。よほど砂を被るのを嫌がるようなことがなければ、大変身があっても不思議はないでしょう。


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