馬券ネオメソッド(レース回顧編)
ホープフルSの回顧
第36回ホープフルS(GⅠ)
1着
コントレイル
2着
ヴェルトライゼンデ
3着
ワーケア
ラップ:
12.6-11.5-12.4-12.2-12.2-12.1-12.0-12.0-11.9-12.5
時計:2.01.4
レース上がり36.4秒、自身が使った上がりはメンバー最速で35.8秒。過去2戦、ともに33秒台前半の脚を使って勝ち上がってきたコントレイルにとっては、このレース形態が唯一の隙になると考えていましたが、そんな心配はアッサリ杞憂に終わりました。
好発から好位追走、内目をロスなく追走し抜群の手応えで直線に向くと、そのまま目一杯追われることなく盤石の1着ゴール。高速決着、高速上がりの東スポ杯と、上がりの掛かるスタミナ比べとなったホープフルSという、全く毛色の違うレースで連勝を果たしたことで現2歳世代においてひとまずトップの地位に就いたと考えていいでしょう。恐れ入りました。
ヴェルトライゼンデは、相変わらず道中の手応えは渋いですが、そこからバテずに伸びる長所が存分に活きた結果。兄にワールドプレミアがいる母系ですから、これはもう少し距離が延びてさらに良さが出そう。将来性という意味では勝ち馬以上のように感じます。
3着ワーケアは、最初の直線が全てだったと思います。外枠のラインベックが内に切れ込み気味に先行した際、内の馬をかなり押圧しているのですが、そのワリを食って挟まれる格好で位置を下げさせられてしまいました。勝ち馬がロスなく運んでいるだけに、この不利は致命傷だったと思います。
5着オーソリティも、やはり同じところで弾かれる不利。もっとも、こちらに関しては最後の直線で完全に脚が上がっていましたから、まだまだ成長余地を残す段階だったということでしょう。
今日の中山芝は、最初のレースでゴールドシップ産駒が勝つと、その後もオルフェーヴル、ナカヤマフェスタにドリームジャーニーと、ステイゴールド一族がオールスターのような活躍を見せていました。2着馬ヴェルトライゼンデがそのステイゴールド・バイアスを活かした2着だったとすれば、それを撥ね退けたコントレイルは立派ですし、また、ディープ産駒らしい反骨心を見せる結果だったとも思います。
今年もご愛顧ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。
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