採れたて!トレセン情報

第956回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
インディチャンプに付け入るスキあり!

今週は連続GI開催の狭間で、唯一GIの無い週末ではあるものの、日曜は東西で5月の東京のGIを睨んだ前哨戦が行われる。

京都では安田記念の前哨戦マイラーズC、勝ち馬には優先出走権が与えられる。

話題の中心は、昨年の安田記念とマイルチャンピオンシップ、春秋のマイルGIを制覇し、JRA賞最優秀短距離馬にも選ばれたインディチャンプの参戦。

出走馬中で唯一のGI馬、しかも昨秋のGIと同じ舞台、メンバーレベルを考えても負けていられないところではある。

ただ、安田記念を制した昨年もこのマイラーズC(4着)をステップに挑んでいる様に、ここはあくまで本番を見据えたステップレース、目一杯のレースではないことは確か。まして当初は、香港のGIチャンピオンズマイルに参戦を予定していただけに、中間は輸送を考慮した仕上げになっている。

それでも、実績を考えれば負けられないところだろうが、付け入るスキもありそうだ。

注目したいのは…

昨年、ダービー卿CTで初重賞制覇を成し遂げ、その後GIに挑戦するも、安田記念、そしてマイルCSともに完敗を喫してしまったフィアーノロマーノだ。

確かに、昨年のGI戦線では力負けというような敗戦だった。ただもとより、南半球産馬の遅生まれという事もあり、まだまだ完成途上だったことも確か。

6歳を迎えた今年、前走の阪急杯では、馬込みの内で上手な競馬をし、直線は行き場を失う不利を受けながらも、もう一度盛り返し伸びて来た様に、精神的な成長が見られた。そして馬体も、もともと500キロを優に超える大きな馬だが「骨格がしっかりしてきた」と陣営が話す通り、漸く完成されてきたようだ。

土曜の決着を見る限り、京都の馬場は前開催の時とは一転してまずまず時計の速い良好な馬場状態。

時計勝負ドンと来いというタイプなだけに臨むところだ。

昨年のマイルGI戦線ではインディチャンプに完璧な敗戦を喫しているが、今年は違うフィアーノロマーノが見られるかも知れない。

美浦『聞き屋』の囁き
強い挑戦者、急募

オークスの優先出走権、2枚を争うことになるフローラS

フルゲート割れの17頭で、そのうち1勝以上を挙げている馬は6頭だけという、やや小粒なメンバー。

今年は桜花賞組の多くがオークスへの参戦を表明していることもあり、賞金ボーダーラインは高く、例年なら2勝馬で楽々と出走できるところがかなり難しい状況となっている。

つまり、フローラS組は優先権がないと、オークスへの出走がかなり不透明になるということ。

ルメール騎手が騎乗するスカイグルーヴの賞金があればオークスへの出走は当確。

さらに桜花賞で騎乗したサンクテュエールがすでにオークスでスタンバイ。

フローラSの結果を受けてルメール騎手はスカイグルーヴ、サンクテュエールのどちらかに騎乗することが濃厚。

どちらもノーザンファーム生産馬なので、どちらに乗っても話はスムーズに進む。

前走の敗戦で評価を落としたホウオウピースフルは、レーン騎手を鞍上に迎えて再始動。

マイルは忙しかったのか、クイーンカップではまったく見せ場なし。

兄のブラストワンピース同様に、中・長距離が主戦場と考えれば、2000mに延びる今回は見直せるかもしれない。

鞍上のレーン騎手も、短期免許の申請がオークスの前の週、ヴィクトリアマイルまでの予定だったが、オークスから再申請するとのことなので、オークスでの騎乗も可能となる見込み。

強い桜花賞組を逆転するためには、ここでレベルの高いパフォーマンスを見せることが最低条件だろう。

桜花賞組を脅かす存在がレースを盛り上げるので、ハイレバルな走りを期待したい。

競馬場から見た推奨馬券
今回は条件が揃った!

ダービーまで無観客とは…。盛り上がらないが、競馬が開催されるだけでも幸せか。
現状では、我々の唯一の楽しみだからね。

東京は日曜も雨予報はなく、芝コースは開幕週らしく時計勝負となりそう。ただ、土曜の競馬を見る限りでは、外から差す馬もまずまずおり、先行馬有利とは言い切れない。展開一つで先行馬でも、差し馬でもこれるフェアな馬場のようだ。
むしろ、ダートの方が前残りが目立っていたような気がする。

まずは東京3R。少頭数ながら、なかなか粒ぞろいの面白い一戦。ここは3着続きで、一見決め手不足に思えるが、4番ウシュバテソーロを中心視したい。
馬っぷりは良く、調教も動くので能力があることは間違いないが、とにかく気難しくてなかなか全能力を発揮できない馬。
それでも、2走前、3走前の中山戦は、かなりハイレベルの組合せながら、差のないレースをしたように、能力の高さは間違いない。
そして、そういう気難しさのある馬だけに、一息入れて精神的にリラックスした状態での出走は好ましい。
更には、広々とした東京で差しも利く馬場状態。小頭数というのも気難しい馬向き。
気性的に、勝つとは言い切れないが、今回は条件が揃った感が強い。

馬連 4-8 3-4 1-4
3連複 4の1頭軸 相手1.3.8

自信度 B


 もう一鞍は東京12R。前走の中山戦を評価して、1番ダイワインパルスをプッシュしたい。
その前走も、今回と同じく好調馬の少ないレースだっただけに、強調しづらい部分もあるが、内容的には評価できる。
先行争いが激しく、きつい流れを3コーナー手前から外を追い上げて、直線入り口では先行集団の直後。そこからバテずに良く伸びての2着だけに価値がある。1着馬と3着馬が共に全くコースロスなく、最内から強襲したものだけに、一番強い競馬をしたと言って良い。
以前は、東京コース専門と思っていた馬だけに、ベストの東京1600mなら、更に上のパフォーマンスも期待できる。
相手に狙いたいのが、4番トークフレンドリー。新馬戦も2着だったが、連対した時はほとんど休養明けか、1ヶ月以上間隔が開いた時。今回は骨折明けであるが、5ヶ月ぶりである。そして、全13戦を左回り専門に使われている馬だけに、この東京を目標にきっちり仕上げられたものと見る。

単勝 1
馬連 1-4 1-12 1-13
ワイド 1-4

自信度 C

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