重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
圧倒的に●●が有利な舞台
いよいよ夏競馬も終盤戦。今週は
キーンランドカップ(G3、札幌芝1200m)が行われます。
幅広いメンバー構成で一見すると複雑なレースだと思われるかもしれませんが…。
狙いは単純明快。『逃げ馬』です。
ご存知の通り、札幌芝1200mはスタートからゴールまでほぼ平坦、最後の直線が269mと短いのが特徴です。
ただ、それだけではありません。コース全体が円形に近く、コーナーが大回りで緩やかなカーブになっています。
そのため、コーナーでスピードが落ちにくく、内ラチ沿いで距離ロスを減らし、直線に向いてからすぐにゴール板があるような感覚なので、皆さんが思っている以上に『逃げ馬』が残っています。
比較としてローカル競馬場別、芝1200m戦の逃げ馬成績をご覧いただければ一目瞭然でしょう(19年以降)。
札幌【20.11.9.34】 複勝率54.1%
福島【24.14.21.68】 複勝率46.5%
小倉【49.34.18.117】複勝率46.3%
函館【35.10.8.74】 複勝率41.7%
新潟【15.4.1.28】 複勝率41.7%
中京【11.5.6.36】 複勝率37.9%
札幌では逃げた馬の2頭に1頭以上が馬券に絡んでおり、同じ北海道シリーズの函館や現在開催中の新潟、小倉と比べても、頭ひとつ抜けた成績となっています。
この傾向はキーンランドCにも当てはまります。過去5年の脚質別成績だと、逃げた5頭のうち3頭が馬券に絡んでいるのをご存知ですか?
逃げ【1.1.1. 2】 複勝率60.0%
先行【0.2.1.15】 複勝率16.7%
差し【3.14.3.20】複勝率25.9%
追込【1.1.0.22】 複勝率8.3%
また、今年は変則日程で札幌開催には中休みがありました。さらに今週からAコースからCコース(Aコースから3m外側に内柵を設置)に切り替わるタイミングなので、逃げ馬にとってはこれ以上ない条件となるでしょう。
今年のキーンランドCはスプリント戦にしては逃げ・先行馬が少なく、
セイウンコウセイ、レイハリア、ロードアクアなど前に行ける脚のある馬が積極策に打って出れば、粘り込みがあるかもしれません。久々の1200m戦となる
メイケイエールにも注意が必要になります。
このように、キーンランドCのようにコース形態の影響が毎年のように表れるレースもあります。逃げ馬を探すことに予想時間の多くを割いてみるのも馬券戦略と言えるでしょう。
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先週の重賞でも勝ち馬を推奨
- 札幌記念(G2)
ソダシ(2人気1着)
- 北九州記念(G3)
ヨカヨカ(5人気1着)
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キーンランドカップ(G3)
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