重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
阪神開催が追い風の●●●組
先週の
スプリンターズS(G1)は、当欄で紹介した“内枠に入った先行馬”に当てはまったピクシーナイトが勝利、その真後ろにいたシヴァージ(10人気)が3着と激走しました。想定していた2019年と似たパターンで勝ち時計は同じでしたね。
今週の元調教師が教える馬券の金言はこれです!
京都大賞典の金言
今週から全ての競馬場が切り替わり、関西では阪神競馬場で
京都大賞典(G2、阪神芝2400m)が行われます。
もちろん、この条件変更は早い段階から分かっていることなので、調教師や馬主、牧場側もこれを踏まえた上で出走を検討して調整することになります。
「直線が平坦な京都だと切れ負けするから坂のある阪神は好都合」、「気性的に少しでも輸送が短い京都の方が良かった…」などと、馬の個性に合わせて喜びの声、残念がる声が出てきます。
このように、なかなか表には出ませんが、出走馬の中には他に適条件がないから使う陣営、阪神で盛り上がっている陣営が混在していることを忘れはいけません。
これを今回の京都大賞典に当てはめてみます。前提として、天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念といった秋古馬G1を目指す馬の始動戦となるレースで、自然とメンバーレベルが高くなります。
今年は様々な臨戦過程の馬が出走してきます。メンバーに該当する前走レース成績を見てみましょう(過去5年)。
宝塚記念 【3.1.3.6】複勝率53.8%
天皇賞春 【0.1.0.6】複勝率14.3%
目黒記念 【0.0.1.4】複勝率20.0%
オールカマー【0.0.0.2】複勝率0.0%
札幌記念 【0.0.0.2】複勝率0.0%
小倉記念 【0.0.0.1】複勝率0.0%
実は、京都開催の時でも“宝塚記念以来”となる馬の好走が目立っていました。やはり、宝塚記念に出走=実績が上位ということも関係しているでしょう。
この時点でピンと来た方がいるかもしれませんが、今回の阪神開催は“宝塚記念組にとって例年以上に追い風”となります。
従来の阪神→京都よりも阪神→阪神の方が陣営としては計算がしやすいです。やはり、同じ馬場で走っていることでイメージがしやすく、調整過程で不安要素がなくなります。
最先着の5着だった
キセキは阪神G1で2着が3回あるコース巧者。G1ではワンパンチ不足が否めませんが、阪神の舞台で再びきっかけを掴む走りを見せるのではないでしょうか。
このように、イレギュラー開催になったとしてもレースの根本的な部分をしっかり見ていくことで重視すべき攻略ポイントが見えてきます。出走馬の特徴を見つめ直して、丁寧に攻略していきましょう。
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これを見れば、買いの馬が一目瞭然です!スプリンターズSでも推奨馬がしっかり馬券になっています。
- ピクシーナイト(3人気1着)
- レシステンシア(2人気2着)
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