重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
波乱決着にも根拠あり!盲点になっている激走条件を満たした2頭!
明けましておめでとうございます。
元調教師の平井雄二です。今年もよろしくお願いします。
現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を活かして、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探る日々です。
後半では中山金杯(G3)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。
すっかり忘れていましたが、昨年は中山金杯から12戦連続でレビューした馬が好走してくれました。今年も頑張りますよ!
中山金杯の金言
調子の判断材料は前走内容にあり
新年一発目の重賞、中山金杯(G3、中山芝2000m)は1月5日(木)に行われます。
2022年が7万馬券、2021年が6万馬券、2020年が10万馬券と波乱傾向のハンデ戦ですから、新年早々に悩んでいる方が多いかもしれません。
ファンの方も、実績や状態、コース適性など様々な判断材料から何を重視すべきか掴み切れていないのでしょう。
そこで今回は、過去5年の前走着順別成績をご覧ください。
前走着順別成績
前走1着【1-2-2-9】複勝率35.7%
前走2着【1-1-1-4】複勝率42.9%
前走3着【2-1-0-4】複勝率42.9%
1~3着【4-4-3-17】複勝率39.3%
なんと、馬券になった15頭中11頭は前走で3着以内に好走していました。各年“2頭以上”が馬券になっており人気薄馬も含まれています。
前走好走ながら伏兵扱いだった馬
22年1着レッドガラン(4人気)
21年2着ココロノトウダイ(5人気)
20年2着ウインイクシード(6人気)
19年2着ステイフーリッシュ(7人気)
19年3着タニノフランケル(9人気)
18年3着ストレンジクォーク(10人気)
この時期は、寒さが厳しいと馬も汗をかきづらく、馬体重や筋肉、内臓面といった馬体の調整に気を使います。
特に年末年始の変則日程では運動量が減るなど調整が難しいため、前走のレース格を問わず「好走した前走の調子をキープできている」「好走した前走よりも良くなっている」というパターンが信頼できるわけです。
これだけでは該当馬が多いのでワンポイント付け加えます。
今週からCコースに替わりますが、春秋の暖かい時期と比べると芝が育ちにくく同じ良馬場でもパワー、馬力が求められます。
荒れた馬場や冬開催での好走実績を確認することもオススメします。
この傾向を踏まえて、条件に当てはまる馬をレビューしてみます。
※ 1月4日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 マテンロウレオ
きさらぎ賞を勝ったことで春はクラシック路線に挑戦しましたが、休養を挟んでからは手堅く自己条件へとシフト。無理せずじっくりという方針なのでしょう。
ただ、それでも初戦のアンドロメダS(OP)で古馬に完勝。中日新聞杯(G3)では大外枠から果敢な先行策で距離ロスを抑えつつ、最後の直線も一旦は抜け出す見せ場があってのクビ差2着と力を付けています。
先行力が出てきた今なら小回りの中山コースも上手くクリアできるはず。
冬場の開催や荒れ馬場にも実績があるので、安定して力を出し切れるのではないでしょうか。
2頭目 レッドランメルト
夏の札幌1勝クラスから3連勝でオープンクラス入り。連対なら6戦連続という安定しているタイプです。
勝ち切れるようになったのは、スタートから押して行っても極端に折り合いを欠かず先行策ができるようになったところでしょう。小回りコースも合っています。
前走(12/11)は辛勝に映りますが、逃げた2着馬が終始ラチ沿いでマイペースだったのに対して、内から3頭目のところを前に壁を作らず追走していたのだから自力で捻じ伏せました。
おまけにレース間隔があいてプラス8キロでしたから、今回はひと叩きした上積みも見込めます。
冬場の中山も経験済みで勢いは確か。逃げ馬不在のメンバーで先行力を生かすことができれば面白そうです。
金杯で買うべき5頭はこれ!
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2022年の重賞は、これだけ買い続ければプラス!
・馬券候補5頭の実績
対象重賞レース数:129レース
推奨馬の馬連決着:60レース
回収率:102.3%
馬連での決着率はなんと約50%。収支もプラスとなれば、今年も注目でしょう。
重賞は出走させる側の視点が的中を大きく左右する決定打です
金杯で本当に買うべき馬はこれです。
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