重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
人気薄の激走パターンに合致!東京芝2500mだから狙える穴馬とは?
今週の
アルゼンチン共和国杯(G2、東京芝2500m)は、スワーヴリチャードやシュヴァルグラン、ゴールドアクターなど、勝ち馬の多くが後にG1馬となっている出世レース。
臨戦過程がバラバラなハンデ戦とあって見どころも多いですが、やっぱり注目すべきは
《東京芝2500m》というコース設定でしょう。
ダービーやジャパンCのスタート地点から100m延び、坂下からスタートになることで序盤のペースが落ち着くため《直線の瞬発力勝負》になりやすい特徴があります。
以下は、過去10年の上がり1~3位の成績をまとめたものです。
■上がり1位【4.4.2.1】複勝率90.9%
■上がり2位【3.3.0.6】複勝率50.0%
■上がり3位【1.2.3.7】複勝率46.2%
馬券圏内の2/3以上が“上がり1~3位馬”という顕著な傾向となっています。
しかし、「速い上がりを使える=実力のある人気馬」と思う方も多いでしょう。
19年2着タイセイトレイル(5人気)
17年2着ソールインパクト(7人気)
13年1着アスカクリチャン(7人気)
12年3着マイネルマーク(6人気)
10年3着コスモヘレノス(9人気)
このように伏兵馬も好走しているのは見逃せません。
上記の人気薄で馬券に絡んだ馬には、
《前走で上がり1~3位の脚を使っていた》という共通点があります。
直近のレースで鋭い決め手を披露していれば、東京芝2500mの激走条件に合致するわけです。
今年のメンバーだと
アイスバブル(前走2位)、
バレリオ(前走1位)が当てはまります。また末脚自慢という点で着目すれば、同コースの目黒記念で上がり2位の脚で5着など、鋭い決め手が武器の
ゴールドギア(上がり最速3F32.7)も激動候補に浮上します。
このように、年間でも2回しか使われないコースにも激走ポイントがあるんです。アルゼンチン共和国杯(G2)で本当に買うべき5頭も参考にしてみてください。
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